The Beach 〈Oru Kayak〉

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携帯性最強カヤックが今まで諦めていたフィールドを可能にする。

バスフライフィッシング用にと友人から譲ってもらったのはパーセプションのインパルス10.0だった。
我が家はマンション住まいのため、エレベーターに乗ることが最重要課題であったが、幸運なことにギリギリで乗せる事が出来たため、カヤックフィッシングという新たな世界が開けた。
パドルで水を掻く感覚も、滑るように静かに水面を移動することも全てが新鮮で、水に浮かんでいると不思議と心がピタリと静まっていくのがわかった。
普段なら攻めきれないポイントも、カヤックなら自由自在。
すぐにカヤックが好きになった。
しかし、エレベーターへの積み込みと、それに関わる近所への細かな気遣い、車のキャリアへの上げ下ろしを考えると憂鬱になり始め、水に浮かぶ機会は減っていった。

せっかく新たな世界が開けたと言うのに。
マンション暮らしを恨めいた。

それでも何か方法はないかと探った。
一階の室内駐輪場に置かせてもらう案。
これはマンション理事会で議題にあげ、住居人の賛否を問う必要がある。
次にレンタルガレージ案。
カヤック1艇のためだけにかける固定費としては負担が大きい。
もちろんファルトも候補に上がったが、価格と引き換えに得られるメリットが薄いように感じた。

そんな中で見つけたのがOru Kayakだった。
折り紙にヒントを得て生まれたプラダン製の折り畳みカヤック。
重さはなんと12kg。仕舞寸法85センチ角以内の厚さ30センチ。肩掛けで運べてしまうのだ。
モデルラインナップを見てみると、Bayと呼ばれるツーリング向けが2種類あったが、近々、ニューモデルが発売されるとあった。
名前はThe Beach。


既存モデルよりも幅広でコクピットの開口が大きいレクレーションモデル。
もうコレしかない。これなら全ての問題が一気に解決する。
プラダンと言う、強いんだか弱いんだかわからない素材がどれくらい持つのかが不安要素だった。
あらゆるレビューを調べまくっても、購入断念を決定付けるものは出てこなかった。

最後の難関である価格。
この金で他に何が出来るか。何が買えるか。
なんども自問自答して出した答えは、ここまで真剣に考えると言うことは、自分にとってそれなりの可能性を秘めているギアである。
あとは使って見なきゃわからない。
でかい買い物は、タイミングとある意味、勢いも大事だったりもする。

そんなわけで、オルカヤック導入で何が変わったか。
自宅保管、車までの運搬は期待通り。
フィールドまでの道中だって何も気遣うことはない。
車載では、定期的な固定のチェックや、高速でのコーナーリングだったり、強風で煽られる心配からも解放された。
安心、安全を得た。

しかし、オルカヤックの特徴を発揮するのは軽さだ。
車横付けでは乗り出せない場所、オフロードバイクでないと行けない場所はもちろんだが、山道をひたすら登ってたどり着ける山上湖にこそ、軽さが効いてくる。
背負って長い距離を歩くのに、これに変わる最適なものはあるだろうか。

僕は地図を眺めるのが好きで、暇があれば等高線と水の流れを眺めて、その環境をイメージして楽しんだりしている。
カヤックを始めたことで、渓流だけでなく、野池や山上湖にも興味を持つようになった。
出来ることなら楽して辿り着きたい。
オフロードバイクが無理そうだと判断し、次にマウンテンバイクの可能性を検討する。
実際にカヤック無しのMTBで下見に行ったが、MTBの担ぎが入る箇所がいくつかあった。MTBプランも消えた。
もう後は人力で担ぎ上げるしかない。
山の木々の葉が落ちる頃に挑戦しよう。

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